読み聞かせ・・英語の発音に自信がないけど、どうしよう?

英語絵本の読み聞かせ・・やってみたいけど、私の発音で大丈夫?

そう思って、しりごみしてしまう人が多いようです。

でも大丈夫!一番大切なのは、子どもたちと英語のある楽しい時間を過ごすこと。

昔と違い、ネイティブ発音は、CDやDVD、テレビの英語番組でいくらでもふれることができます。

最初は自信がなくても、読んでいくことで自分の発音もよくなるかな?!なんてワクワクしながら、まずはトライしてみましょう!!

世界中、いろいろな英語が飛び交う時代。アメリカ人、イギリス人そっくりの発音にこだわる必要はありません。

でも、日本語でも「美容院(びよういん)」と「病院(びょういん)」とか、「さっき」と「さき」を間違えない方が良いですよね?(→日本語を外国語として学習する方が苦手な単語の例です。)

ですからこのブログでは「こんなことを気を付けると、通じやすい英語になるよ!」という点から、日本人の苦手な発音をいくつかとりあげて、練習方法をご紹介します。

レッスン1 LとRをしっかり区別しよう

年齢別 絵本の選び方(小学生~)

小学生といっても、英語にふれている年数=英語年齢は「7歳」ではありません。

例えば週に1回英語教室に行っても、1回1時間なら、1年間休みなしで通っても約50時間。4日間の海外旅行と同じ程度、英語を聞いたかな?というところですね。

ですから、あわてないあわてない。

小学生だって、短い文で、絵を見て内容がわかるものがおすすめです。学校に慣れてきて、おちついて聞いていられそうなら(1年生の2~3学期ごろから)、「知っているお話を英語で読む」のも良いかもしれません。

その場合でも、短くまとめてあるものが良いです。途中で飽きずに読み通せれば自信にもなりますね!

例えば「はじめてのめいさくえほん」シリーズの英語版は、物語が要約されていて、英文も短めです。

内容では「えーっ?!(笑)」とツッコミを入れたくなるようなものも、小学生に人気です。読み聞かせ活動で好評な本に”Lemons are not Red” や ”No, David!”などがあります。

「英語だ!どうしよう、わからないかも・・」という不安が、「えっ?なーんだ!ちょっとわかるかも!」と変わると、安心して笑顔がこぼれます。

年齢別 絵本の選び方(3歳~)

3歳ごろ~

日本語では、昔話など長めのお話を読むことが増えてくる頃ですね。でも、英語の絵本で同じことをするわけにはいきません!(毎日英語で会話しているおうちは別ですが・・)

文字の量は、1ページに1行くらいのものを選びましょう。

知っている言葉(色の名前、動物、果物・・)などがちょこちょこ出てくるものだと、興味がわきそうですね!

成長するにつれて知らない言葉をこわがるようになってきます。

日本語の絵本の英語版なら、すじを知っているから大丈夫・・と思いがちですが、まだちょっと早い。まだ、そんなにガマン強くありません。

忘れないで!まずは、「楽しい時間を過ごす」がゴールです!

ストーリーというよりは、言葉の調子がおもしろいものは、年齢を問わず楽しく読めます。日本語でも「じゅげむじゅげむ」などは子どもたちに人気ですよね。おもしろがると、長くても覚えてしまったりします。

また、マザーグースなど、手遊び・言葉遊び、歌があるものは、初めてでも親しみやすいですね!英語のリズムに慣れるのに最適です。

小学校低学年くらいまでは、「英語のお勉強」になってしまってはダメ!「覚えた?」とか「こないだ読んだでしょ?!」なんていうのは禁句ですよ!あわてないあわてない。

親子ともにキゲンがよいときに、遊びのつもりで、「ちょっといっしょに読んでみようか!」という感じがおすすめです。

年齢別 絵本の選び方(0~2歳)

0歳~

言葉を話し出す前の赤ちゃんは、どんな音でも受け入れてくれます。だから、どんなに難しい本でもOK!・・とはいえ、読む人が気持ちよく読めることが大事です。

0歳~(おすわり・ハイハイなど、動くようになったら)

自分で絵本をさわるようになってきたら、赤ちゃん用のボードブックなど、さわっても簡単には手が切れないようなものや、じょうぶなものが良いでしょう。また赤ちゃんは、はっきりした色が大好き。絵が単純で、はっきりした色使いのものがおすすめです。

赤ちゃん用の、文字がほとんど無いような本は、実は英語をいっしょに楽しむのにも最適です。

1歳ごろ~(なんとなく、言葉っぽいものが出てきたら)

日本語の絵本と同じで、あいさつや、ものの名前など、簡単な言葉が英語になっているものをめくっていっしょに楽しんだり、言ってみたりするのがよいでしょう。

2歳ごろ~

日本語の絵本でも、お話を読み聞かせて寝かしつけたり、おひざにのせたお子さんと物語を楽しんだりするようになってきますね。

このころから英語絵本を始めるなら、動物や、色の名前など、お子さんが好きなものがのっている絵本がおすすめです。でも、日本語の絵本のように、物語を聞かせるわけにはいきません。(おうちで毎日英語で会話している場合は別です。)単語だけのものや、1ページに1行あるかないかくらいのものにしておきましょう。

大好きなキャラクターの日本語版、英語版の両方が出ているもの(メイシ―ちゃんや、コロちゃんなど)も良いですね!

英語絵本の選び方

どもと英語絵本を楽しもうかな?と思ったら、まずどんな本がいいか、迷ってしまいますね。

ポイントは・・

・絵や色が好みに合う

・字が少なめのもの(最初は、1ページに1行くらいから。)

まずはこれが大事です。えっ、簡単すぎない?と思う位のものから始めるのがコツです。

ほかには

・子どもの好きなキャラクターが出てくる

・日本語版と両方で楽しめる

なども、プラスアルファのポイントとして挙げられます。

「意味わからない・・もうイヤだ」となるのだけは避けましょう!

年齢別 英語絵本の選び方(0~2歳)

年齢別 英語絵本の選び方(3歳~)

年齢別 英語絵本の選び方(小学生~)

英語絵本 読み聞かせのコツ

・英語絵本読み聞かせ~日本語の絵本との違い

日本語の絵本の読み聞かせでは、「あまり表情をつけすぎると、聞き手の想像が働く余地がなくなるので、読み聞かせでは少し抑え気味の方がよい」といわれます。

しかし英語の絵本読み聞かせでは、内容を伝えるために、読み手は

「表情豊かに」

「身ぶり、手ぶりをたくさん取り入れて」

アラビア語とかタガログ語など、まったく初めての言語でお話を聞く、と想像してみてください!どうやって、お話の内容を想像するでしょうか?

「読み手の表情やジェスチャー」と、「絵」が手がかりですよね。

くりかえし出てくる言葉くらいは、少し記憶に残るかも?そしたら、その絵を指さしてくれたら、意味がわかるかも?

まとめます。

・表情豊かに読む

楽しく、表情豊かに、声色も七変化(?)させて、少しでも内容を伝えるように工夫しましょう。身ぶり手ぶりもできるだけ加えて。

・ゆっくり読む

あせらずゆっくり読みましょう。同じページを何回か繰り返してもかまいません。次のページに行く前と、めくった後に一呼吸おいて、絵をじっくり見せてあげましょう。

・身近な単語が絵にあったら、指さして教えてあげる

お話に出てきた単語が絵の中にあったら、指さしてあげましょう。「あ、わんちゃんだね!」のつもりで、「Dog!」などと指さしてあげるとよいですね。

・しかし、なるべく絵を隠さない

指さしたり、身ぶり手ぶりをしていると、ついつい絵を隠してしまいます。絵を見てもらうのが大切なので、絵を指さしたりする時は、絵から指をはなして絵全体をみせてあげる時間も作りましょう。

 

英語絵本読み聞かせとは

今、話題の英語絵本の読み聞かせ。英語のリズムを身につけたり、日本と違う文化への入り口になったり、良いことがたくさんあります。

でも一番大切なことは、「英語がある楽しい時間」を過ごしてもらうこと。そして、英語を好きになってもらうこと。

英語学習は長丁場。好きじゃなきゃ、続かないし、何より身につきません。

子どもにとって一番うれしいのは、おうちの人と楽しい時間を過ごすこと。これは一生の、生きる糧です。そこに英語があったら、英語に親しみを持ったまま、成長できるのではないでしょうか?

英語絵本は、日本の絵本とはまた違う色使いや、日本にはない風物が描かれていて、大人でもファンが多いもの。「教え込む」気持ちではなく、「いっしょに楽しむ」のが、長い目で見たら絶対いいですよ!!